日光市の築10年経たないお宅で、既存の雪止め金具だけでは不安があるとご相談をいただきました。
弊社でご提案したのは、既存の雪止め金具を利用してのL型の雪止めアングルを設置する工事です。
施工前の様子です。
屋根に積もった雪が崩れて、近隣の敷地に落ちるなど「落雪」と呼ばれる現象で悩んだ方は多いのではないでしょうか?
今回使用する雪止めアングルとは既存の雪止め金具よりさらに高い雪止め効果が必要な場合に取り付けるもので、L型で横長の棒状の金具を、アングルで連結させるものです。
雪止め金具ではどうしても、間が空いてしまいますが、雪止めアングルであれば、横一直線上に隙間がないので高い雪止め効果を発揮します。
まず既存の雪止め金具と重なるようにL型アングルを合わせます。
既存の雪止め金具とL型アングルに電動ドリルを使って穴を空けます。そこにステンレス製のボルトで雪止め金具とL型アングルを固定します。
この作業をすべての箇所に施していきます。
隣接するところが一般の駐車場となっており、屋根に積もった雪が落雪した場合を考えると大変危険です。
※民法では(直接雨水を隣地に注ぐ構造の屋根その他の工作物を設けてはならない)という規定があります。つまり建物から雪などを隣地に落としてはいけないということです。
「できるだけ隣の敷地には雪を落としたくない」というのがお客様の強いご意向でしたのでご満足いただけるかと思います。
積雪のたびに不安を抱えられていたお客様もこれで一安心ですね。
近年、温暖化の影響もあり、気候の変化が激しくなっております。冬に向けて、突然の積雪など予想されますのでお早目の対策をお薦めいたします。