那須塩原市の温泉街にあるお宅が、突風により和瓦の平瓦が一部めくり上がってしまっているということで、調査に向かいました。
屋根上部の一角に平瓦が捲れ、その周辺が浮き上がっている様子です。
近くに大きな川が流れており、そこから上昇する風の影響なのでしょうか。
まず、捲れた瓦とその周辺の平瓦を解体していきます。
下葺き材には特に問題はなさそうです。
既存の平瓦をステンレス製の釘で下葺き材と緊結し、
更に上下隣接する平瓦同士をシリコンコーキングで緊結していきます。
この2段構えの緊結処理で、風害処置を図っていきます。
更に、平瓦の「桟頭」の部分にもシリコンコーキングを施し、三段構えの緊結となりました。
これで風害修理の工事が完了となります。
毎年台風の規模も大きくなっていき、今後もこういったお問い合わせが増えてきております。
台風シーズンも迫ってきておりますので、有事が起こる前に一度屋根の点検をお勧め致します。