今回ご依頼を頂いたのはさくら市のとある旧家。
経年劣化の為、屋根の広範囲に雨漏れがするので、葺き替え工事のご希望されておりました。
部分的に瓦屋根から板金屋根に葺き替える工事を行っていきます。
葺き替え前の様子です。
築50年以上ほど経過しており、今まで何度か修理・補修工事など行ってきたそうですが雨漏れがかなり進み今回の工事となりました。
まず瓦を撤去します。
野地板が痛んでいるのが目視出来ます。一部、野地板の腐敗が進んでいる箇所もありました。
まずは既存の瓦桟木(瓦を引っ掛ける桟木)を撤去します。
瓦桟木を撤去した後、既存野地の補強を施し、その上に新規野地板を施工していきます。
新規野地板の上に防水シート(ルーフィング)を施工します。
利用するのは日新工業㈱の改質アスファルトルーフィング・カッパ23です。
品質の高い改質アスファルトを使用したルーフィングに合成繊維不織布をラミネートした高耐久の屋根下葺材です。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=983x10000:format=jpg/path/sed9dafd947b57a22/image/i50eba7ba138a5dd5/version/1596514839/image.jpg)
いよいよ本工事の主体となる作業にはいります。
軒先から平部・棟部の順で板金屋根材 横葺き板金を施工していきます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=983x10000:format=jpg/path/sed9dafd947b57a22/image/if2acd70f7be546d2/version/1596515048/image.jpg)
こちらの板金屋根と既存の瓦屋根との取り合い部の工事となります。かなり稀なケースです。
耐震補強棟金具を屋根下構造木と固定し、補強金具全体を木材で繋げます。
漆喰を施工後、棟瓦を全て固定していきます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=983x10000:format=jpg/path/sed9dafd947b57a22/image/ice805ec137eca286/version/1596516030/image.jpg)
全工事が完了した様子です。
雨が降る度に雨漏れを心配されていたお客様も一安心ですね!!また瓦と板金屋根の調和がとれた様子にご満悦いただけたようです。