雨が降る度に雨漏れ被害に苦しまれているお客様より、修理のご依頼を頂き、今回は矢板市に伺いました。
谷板金と捨て谷板金の交換工事を行って参ります。
今回ご依頼を頂いたお宅です。
おそらく築35年以上経っていると思われます。
大雨時に谷部から雨漏れが確認されるようです。
原因は谷銅板が腐食による穴開きであることが判明しました。
陶器瓦の釉薬には銅を溶かす性質があり、この釉薬が流れて銅板に接触することで腐食させてしまいます。
②釉薬による電蝕
釉薬の中の金属成分が雨等により流れ出し、銅に付着することで電蝕を起こし穴が開きます。
(電蝕=異なる金属同士が接触すると互いに錆びること)
③酸性雨の影響
酸を含んだ雨が銅製の谷樋を腐食させてしまいます。
銅板が腐食し、更に瓦から落ちてきた雨が長年に渡り同じ箇所を穿ち、穴が開いてしまうことも考えられます。
まず既存の谷瓦を解体し、既存谷板金を撤去します。
その後、新規谷板金施していきます。今回、ガルバリウム鋼板製を使用します。
谷瓦を施工し、谷板金交換工事は完了です。
続いて谷板金交換工事です。
捨て谷箇所の瓦と既存の捨て谷板金を撤去します。
捨て谷板金は瓦下に雨水が廻っても、外部に排出されるように施されます。
新規捨て谷板金を施工し、既存の瓦を施したら今回の工事は完了です。
大雨が降る度に雨漏れを心配されていたお客様もこれで一安心ですね。