強風に煽られた大木が倉の屋根に倒れ、一部が破損してしまったとの連絡をいただき修理に伺いました。
破損箇所の様子です。
小枝なども沢山吹き飛ばされており、強風の凄さが窺えます。
雨漏れの心配もあるので、早急に工事の段取り手配を行います。
まず、風切丸(妻側=先端側に葺いてある丸瓦の列の瓦)・破損した瓦そして漆喰の撤去となります。
下地の状態を確認し、異常がないことが確認出来ました。
撤去後、不足している瓦を新規にて補充し、施工します。
下地に異常がないことが分かったら、5寸紐丸を緊結するための銅線を仕込んでいきます。
銅線仕込みが完了したら、平瓦を元に戻し、風切丸の下地を作成します。
その後、漆喰を施工し風切丸を固定したら工事の完了です。
工事が完了した様子です。
最近は多大な被害をもたらす台風や突風などが多くなってきている様に感じます。
皆様もお家の近くに大きな木があったら、注意してください。