さくら市の公共施設の屋根改修工事のご依頼を頂きました。
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おそらく築20年以上は経っていると思います。
大雨時に谷部から雨漏れが確認されるようです。
原因は谷部の止水処理が不十分であることと、谷銅板が腐食による穴開きであることが判明しました。
まず谷瓦を解体し、既存谷板金の様子を確認します。
谷板金の端には小さな「返し」の処置がとられていますが、大雨時の雨量を止水するための能力が不足しているように感じます。
今回はこの既存の上に新規谷板金を被せ、止水性のより強化した加工を施していきます。
写真はその新規谷板金を固定する為の緊結土台となります。
コンりクートビスを下穴を開けながら取り付けている様子です。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=990x10000:format=jpg/path/sed9dafd947b57a22/image/i564225144854009b/version/1586140886/image.jpg)
緊結土台の施工が完了したら、既存谷板金と新規谷板金の間に絶縁処置として、ルーフィングを施工していきます。
既存谷が銅に対して、新規谷はステンレスとなります。
化学反応による相互腐食はないといわれますが、念のため。
いよいよ本工事の主体となる作業にはいります。
スレンレス製の谷板金を納めていきます。
谷板金同士の接合部はシリコンコーキングにて2重の止水処理を施します。
重ね代はおよそ30cmになります。
新規谷板金には両端に高さ20㎜の「立ち上がり」を作りましたので、相当量の雨の排水には十分な高さだと思います。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=990x10000:format=jpg/path/sed9dafd947b57a22/image/i9e808fbb99101b9b/version/1586140944/image.jpg)
最後に谷瓦を納め直した様子です。
これで集中豪雨等の大雨が降っても雨漏れを防げます。
今回、工事量が多かったの結構工事日数がかかってしました。