宇都宮市でセメントプレス系の和瓦を模した屋根の修繕工事を行いました。
経年劣化により棟下の平瓦が割れ、隣接する勝手瓦(三角に加工した瓦)も脱落してしまっている状態です。
体重60㎏弱の私が屋根材の上を歩いても、いろんな箇所が軋む音が聞こえ、正直生きた心地がしません。
無事に修理工事を完工させられるのか…不安が募ります。
案の定、長年に渡る雨漏れにより、屋根野地はかなり傷んでいました。
この状態でよく今まで屋根材が落下しなかったと感心してしまいます。
腐ってしまっている野地を撤去し、新規野地板にて部分補修します。
野地板を補修したら次はルーフィングを施工します。
ハンマータッカーでステープルによりルーフィングを張る際、付近の屋根がグラグラ揺れます。
…こわい!!(汗)
瓦桟木をその後付けるのに釘打ち緊結するのですが、また屋根が揺れ、墜落するのがこわいので、ビスにより緊結することにしました。
手元が恐怖で震えながらなんとか復旧工事を完了します。
破損した部分の屋根材の代わりが、奇跡的にこちらのお宅にストックとしてあったのでそれを使用させて頂きました。
恐怖から解放された安堵によるものか、いつもより達成感を一層強く感じられました。
やはり屋根工事は、安全第一で行われるべきだと思う今日この頃でした。