和瓦の物件です。
隅棟から雨漏れが発覚し、棟の取り直し工事となります。
また、雨漏れとは直接関係はありませんが、屋根から雀の出入りが多いとのことだったので、よく鳥が出入りする谷瓦の雀除け工事も併せて行ってい参ります。
既存棟を解体している様子です。
棟の土台はまだしっかりしているのですが、棟下の平瓦の雨仕舞処理が不十分のため、隅棟から雨漏れを引き起こしてしまっています。
たったひと手間かけることで防げる雨漏れだったので、お客様には大変気の毒だと思います。
谷瓦を解体し、南蛮漆喰で雀の侵入を防ぐように配備してい行きます。
これが雀除けの処置となります。
谷瓦の固定の意味合いもあり、一石二鳥の工程となります。
棟下の加工瓦に止水するための「ひと手間」を加え、元の位置に納めなおした様子です。
その際、この後の工程で取り付ける「７寸丸」の下ごしらえと、耐震の意味で、「強力棟金具」も併せて設置していき、そこへ７寸丸を直接取り付ける為の木下地を設置した様子です。
既存の棟仕様よりもリーズナブルな納めかた「7寸丸」一本棟取り直しとなります。中に仕込んだ強力棟金具によって、耐震性のバツグンな仕上がりとなっています。
棟の取り直しには元の形に戻さなくても、いろんな組み合わせで再施工することが可能です。
お客様のご予算とご意向を上手に組み合わせてご納得頂ける提案を、今後も心掛けていきたいです。
